近年海外でもレズの同性婚を認める国が増加する中で、日本でも渋谷や新宿でレズに関する動きが見られ始めました。
また今年も開催された東京レインボープライドでは様々な著名人が参加し、メディアでも大きく取り上げられました。
やっと認知され始めた我々レズですが、果たして根本は変わっているのでしょうか?
様変わりする社会の中でレズが望む本当の出会いや幸せについて、出会い方や恋愛をベースにしてまとめさせて頂きます。
レズの出会い・婚活
日本では同性婚は認められておりませんが、真剣な恋愛をベースにした婚活が至る所で行われています。
以前は結婚が出来ない、最終地点がわからないなどの理由から中途半端な恋愛をする方が多かったのですが、今はより真剣な恋愛、いわゆるパートナーを求める傾向に変わり始めました。
まずはレズビアン等の同性愛者を対象とする婚活パーティーが行われています。
まだ都市部でしか開催されていませんが、大変話題を呼んでおり、次第に全国展開する可能性があります。
内容はプロフィールカードが見た目や身長・体重だけでばく、仕事や年収や一人暮らしかなど一緒に生活することも視野に入れた項目が用意されている事です。もちろん書かないという選択肢もあります。
かならず全員と話す機会があり、フリータイムでは奥手な方もスタッフがサポートしてくれる素晴らしいサービスです。
またインターネット上での婚活事情も変わってきました。ノンケ向けだった婚活サイトがレズのサポートを始めているサイトもあります。
レズの恋愛
国により大分背景が違いますが、日本はまだ生きずらい国かもしれません。
テレビではレズを観れるのに、実際出会うと嫌悪感を抱く方も少なくありません。弾劾世代の方や小さなお子さんを連れている方に多いですね。
デート時に障害がある場合があります。公共の面前でキスするのはまぁ我慢したとしても手くらいは繋ぎたいですよね?
私も初めて男性とゲイだと認識して手を繋いだ時、凄い喜びを感じたのを覚えています。
それでなくても会話や話し方でまわりが気が付き、後ろ指差されるようなシーンに遭遇すると悲しくなります。
また特に男性同士の場合は未だ利用できない施設があるのも恋愛をする上で障害になります。
名前は書きませんが某有名なスイーツ店は男性同士の入店をお断りしています。まだまだそういった性差別の根っこは残っているのが現状です。
レズの結婚の難しさ
レズの結婚で一番難しいのがゴールが無い事です。
ノンケであれば子供が生まれたりと人生のレールが繋がれていくのですが、レズの結婚ではそれが難しいです。
養子を引き取ることも出来ますが容易ではありません。そんな時ふと考えてしまうんです。
「私はこの人と一生、生きていけるのか?」
人間の感情は脆く揺れやすいものです。そういった将来への不安が、結婚の基本である相手への愛さえも疑う原因になります。
誰でも起こり得る事なので、そういった時は初心に帰り、誓いの言葉を思い出しましょう
レズの幸せとは
幸せの概念は人それぞれです。好きな人が出来る、恋人が出来る、結婚が出来る、全て幸せな事で微笑ましいです。
でもすべての幸せに共通して私達に必要な事があります。それは、「胸を張って堂々と生きてもいい社会」です。
そういった社会を築くため、様々な方が努力し、より私達レズが生きやすい世界を作ろうとしています。
微力ではありますが、私もカミングアウト済みのゲイとして、よりレズが笑顔で暮らせる社会づくりに貢献していきます。